競売不動産用語の基礎知識 β版

二重開始決定(にじゅうかいしけってい)

二重開始決定とは、強制競売または担保不動産競売の開始決定が既になされている不動産について、さらに競売の申立てがあったときに裁判所がする決定である(民執47条1項)。二重開始決定をしておけば、仮に先行手続の取下げや取消しがあっても競売手続きは当然に続行される、というメリットがある。

二重開始決定となる場合でも、後発の競売開始決定は一般の競売開始決定と同じで、その形式・手続・不服申立て等も同じである。債務者への送達(民執45条2項)のほかに、先行差押債権者への通知がされる(民執規25条1項)。

後発開始決定の効力は、債務者への送達・通知が済んだ段階で、表面から隠れ、先行手続の陰に入って静かに伏流する。その後、先行手続が順調に進めば、後発差押債権者は、競売が配当手続に入る段階でようやく浮上し、配当要求の終期までに競売申立てをした差押債権者(民執87条1項1号)として配当に与るだけである。




【参考文献】
民事執行・保全入門[補訂版]/中野貞一郎

フリーワードもしくは50音で検索してください

最近の登録

競売マンションドットコムPRO誕生

不動産競売用語をフリーワードで探す



不動産競売用語を50音で探す

 
 
           

このページのTOPへ

facebook

twitter