競売不動産用語の基礎知識 β版

競売の公信的効果(けいばいのこうしんてきこうか)

競売の公信的効果とは、買受人が代金の納付により不動産の所有権を取得すれば(民執79条)、その取得の効果は担保権の不存在または消滅により妨げられないことをいう(民執184条)。

その実質的根拠としては、①担保権の実行についても法定文書を要求し、担保権の存在の蓋然性を高めたこと、②担保権が不存在・消滅の場合には、所有者に執行異議の訴えや執行取消文書の提出といった簡易な方法で不服申立てを認めたので、所有者がそれを活用しないときには一種の失権効を認めうること、
などが挙げられる。

184条の適用範囲に関する判例として、所有者の不知のうちに偽造文書で登記名義を第三者に移転し、その第三者が設定した抵当権に基づき競売が実施された場合について判示した最判平成5・12・17民集47巻10号5508頁がある。判旨は、このような場合の本条の適用については、所有者がたまたま競売手続を知っていただけでは足りず、競売手続上当事者として扱われた必要があるとして、所有者が競売手続について悪意の場合にも買受人は民事執行法184条による所有権の取得は主張できないとする。



【参照文献】
民事執行・保全法(有斐閣アルマ)

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